その100 本のお値段

 

前回『マンガでわかる拘縮を予防・改善する介護技術』(中央法規出版)のご紹介をいたしました。お値段は税別1800円ナリ、です。マンガ中心とはいえ専門的な技術書ですので、こういうお値段になってしまいます。

…描いた本人が言うのもなんですが、もっと安くなればいいのにな、と思います。申し訳ないです。

調べてみると医療介護・リハビリの専門書って高いんですね!5千円、7千円なんてのがゴロゴロあります。高いものは当然内容も難しく、読むほうも専門家。初心者には手に負えぬシロモノです。

で、その下の価格帯はというと2、3千円前後。「写真でわかる~」とか「マンガでわかる~」系の本がそれくらいです。写真系はともかく、マンガ系はモノによってかなり難しさが違う印象。マンガはほんの少しで、ほとんど文章という本もあります。文章は専門家が書いていますので、高価な本よりは一般向けとはいえやはり読むのにホネが折れます。これは介護職について数年かして、さらにレベルアップを図る人向けでしょう。

さらに安いものでは千円前後で介護のエッセイコミックがあります。体験談やあるある話を漫画にしたもので、これは専門書ではなく読み物ですね。でもマンガとしては一冊千円はちと割高かも…。どんな人気漫画だってだいたい5,6百円ですものね。

ことほど左様に、介護の本は「ちょっと高い」印象です。

身も蓋もない話ですが、介護職員は勉強して何かの専門知識を身につけたといっても別段お給料が上がるわけでもなく。純然と「利用者のために」「自分の実力アップのために」勉強するわけですから頭が下がります。こういう人のためにはもっと安くならんものかと切に思うところです。

翻って、家族介護をされている一般の方にも、安いに越したことはないでしょう。今回の『拘縮を予防・改善する介護技術』は特別な道具を必要としない、ご家庭でもできる技術ばかりを紹介しています。介護はしたことがない、興味もなかった…という人にこそ実は読んでほしい内容です。

介護は専門職だけでなく、どんな人にも関わる可能性があるのですから、むしろ一般向けの本が安く広く読まれるほうが望ましいと考えます。なにせ、国民の保険料で運営しているのですから…。

そこで「読んでみたいけどちょっと高いな」とお思いの方に。
地元の図書館に行って「この『マンガでわかる拘縮を予防・改善する介護技術』っていう本を仕入れて欲しい」とお願いしてみてください。図書館はマジメな本ならたいてい仕入れてくれます。
少し時間がかかりますが、タダで読むことができます。気に入って手元に置きたいと思えばご購入いただければw。

介護も図書館もともに税金で運営されていますので、介護の本を図書館に頼むのは筋が通った権利です。ぜひご利用ください。

(追記)
「拘縮についてのマンガは、他にどんなのがあるかな?」と興味を持ったのでネット検索してみました。

…全部私の絵。ライバルが「いない」ようですwこの分野に一番乗り、といえば嬉しいような…しかしさみしいようなw。

中央法規出版さんの通販ページはこちらです。

https://www.chuohoki.jp/category/NEW/5997.html