その167 本来の目的は何でしたっけ(^^;)…
12月です。今年もあとひと月ですか、いやはや、本当に早いですね…。
去年もこんなこと言ったようで恐縮ですが、新型コロナウイルスが流行してからはとみに早く感じます。
さてそのコロナですが。流行も3年目に入り、医療関係では溜まりに溜まった様々な問題も噴出してきました。最も大きなニュースは、ワクチンの副反応による健康被害を訴える方々が国を相手取り裁判に発展していることでしょう。医師の判断も様々だっただけに、またワクチンはこれからも接種が推奨されていることも含め、たいへん注目を集めています。このような専門的な問題は一般人にはとても調べつくせないことですから、国はしっかりと説明してほしいと思います。
同時に、またぞろ「マスク」の話題も増えているようです。
この秋に厚生労働省は「季節を問わず、屋外では原則マスク不要」なる広告を打ちました。それに関してこれまた様々な意見がニュースやSNSを騒がせましたね。
特に「こんなにマスクしているのは日本だけ!」という根強い意見が再燃して、同調圧力だ、人権侵害だ、甚だしきは「政府のいいなり、奴隷根性」とまで言った記事も見えましたが。
…どうでもいいのですが、「マスク」というのはどうしてこう毀誉褒貶を呼ぶのでしょうね(^^;)。アルコール消毒でこんなに怒る人、見たことないのですが…。
いやもちろん外せればスッキリしますが。実際、人がいないところでは筆者も夏は外していましたが。
なにも人権だの奴隷根性だの話が大きすぎないかとは思います…というより、なんだか「マスクの本来の目的」と関係ない話になってはいないか、といつも感じます。
個人的に、筆者はこの冬もマスクは利用します。理由はこうです(._.)↓。
めっきり寒くなって、空気も乾燥してきました。エアコンをつけると余計乾燥してしまい、ノドがイガイガしてまいります…よく言われる冬の風邪対策は、なんといっても部屋の保湿ですよね!
筆者の勤めたグループホームでは冬場は湿度計をにらみ、50%を切らないよう洗濯物の室内干し、お湯沸かし、霧吹きなどで保湿しておりました。個人的に自宅でもやっておりますw。デスクワークのドライアイ対策にもなりますね。これでこまめな換気ができればもう完璧。
しかし屋外ではどうか?加湿器を持って歩くわけにもいかないし、やたらと霧吹きを使ったら迷惑です(笑)。風邪の入口である鼻と口だけをカバーし、冷たい、乾燥した空気が入らないような道具があればいいのですが…。
…あります。それがマスクです(^^;)。
「何を分かりきったことを長々と」と言われそうですが(笑)。マスク本来の目的は「風邪、感染症の予防」。感染症にはコロナだけでなく、冬にはインフルエンザもあります。インフルエンザ予防に「保湿」が有効なことは子供でも知っているもはや常識です。
いま余計な風邪をひいて、ただでさえひっ迫している医療現場に行きたくないですからね。
なので私はマスクをします。…ワクチンと違って別に専門知識のいらないお話です。
…そうなると、厚労省の出した「季節を問わず屋外では原則マスク不要」というのも…何の「原則」に従って出した結論なのでしょうか(^^;)。感染症の予防原則からいえば「季節を問わず」は乱暴な気がしますが…。
今さらですが、季節や環境の変化、また何より自分の体調に沿って、適切にマスクを利用していきたいと思います。
あ、あと基本的な感染対策(手洗い、保湿、消毒)も忘れずに…。
(余談)
ただまあ、こういう場面を見ると、
「心情的」には、早くマスクの取れる日を願わずにはおれません。