その86 靴のお話
7月です。夏です。・・・毎年言いますが、暑いですねw。
この時期、街中で「コツコツコツ・・・」という音を聞くと、「ああ、気の毒に」と思います。革靴の音です。この蒸し暑いのに、アスファルトを革靴で歩くスーツ姿の人々を見ると、同情を禁じえません。
「ガラガラガラタタタタタ・・・」は運動靴でカートを押して走る、運送屋さんの音。こっちも大変ですが、さすがに革靴よりはマシというか、爽やかな音ではあります。
「ペタ、ペタ、ペタ、ペタタタタ」はサンダルで歩く子供が急に走り出した音。夕方のスーパーでよく聞こえる音です。
一番いいのはやはり「カラン・コロン・カラン、カラン、コロン」でしょうw。めったに聞けませんが、下駄の音です。これはいいですね、ゆっくりしていて。音も涼しくて。
左様に、夏は多種多様な靴が活躍する季節です。介護現場でも靴に関する注意事項は多く、特に転倒の危険がある場合は非常に緊張したものです。
サイズは合っているか。
いつもの靴でも足の状態(ケガやむくみなど)で合わなくなる、今日はどうか。
紐・テープがはずれていないか。
かかとを踏んでいないか。
足音はいつも気にすること(引きずっていないか、つっかえていないか)。
・・・等々。
どうしても安全がメインになりますので、下駄やヒールなどはなく、布製・マジックテープのいわゆる「リハビリシューズ」がやはり多数でした。
まあ仕方ないのかな・・・と思っていましたが、今考えると、もっと他の選択肢もあったのかも知れません。
特に夏、靴をはくなら靴下も必要になり・・・涼しい室内に裸足でいる人にとっては、二重に面倒になってしまいますね。私も「買い物にいくなら靴下も履いて云々」声をかけながら(我ながらウルサイ奴だw)と思っていました。
今はリハビリシューズも種類・デザインも豊富だし、裸足で履けるサンダルなどにもズレにくいものが(スポーツサンダルなど)たくさん出ています。もちろん安全第一ですが、これらをもっと勉強しとけばよかったなとも思います。靴が面倒で歩かなくなったら、リハビリシューズの名が泣きますねw。
もうひとつ。恥ずかしながら私は「靴は洗濯機で洗える」ことを、最近知りました。もちろん革靴はダメですが、布の運動靴、リハビリシューズなら問題ありません。
靴下はもちろん毎日替えるし洗います。夏に同じ靴下を2日履くなど考えられません。
では靴はどうでしょう?・・・たまに消毒スプレーするくらいで、めったに「洗う」ことはないのではないでしょうか。
特に変った道具は必要ありません。インソールをはずしてネットに入れて、普通に丸洗いでOK。びっくりするほどキレイになります。軽くなったような気wすらします。大汗をかくジョギングシューズなど夏は週1で洗っております。
こういうことも気づいていなかったな、と反省しきりです。この夏、改めて「足元」を見てみようと思います。
(追記)
私が小学生の時、平成のはじめごろは、週末に上履きを持ち帰って手洗いしたものでした。
タワシに柄のついた道具(あれは何と言うのでしょうね、上履き以外につかったことがないw)でゴシゴシと。考えてみればあの当時、すでに全自動洗濯機はあったのですが・・・。手洗いが教育の一環だったのか、靴は洗濯機で洗えると教わった覚えがありません。そのせいでずいぶん上履きを傷つけたものですw。
今の子も上履き手洗いするのでしょうか?