その18 内部監査のこと
「内部監査」に参加し、弊社3つの事業所におジャマしてきました。
内部監査とはなんぞや?と、聞きなれない方もあるでしょう。
介護は国の保険でなされる事業です。当然、さまざまな法律や法令に従って運営されなければなりません。国、自治体も定期的に事業所をチェックし、「約束どおりの運営」ができているかを調べております(これを実地指導といいます)。このとき「約束と違う」ことをしていたらもちろん注意を受けますし、改善しなければ事業所は営業停止になってしまいます。
そうならないよう、しっかり約束どおりできているか?、会社が自主的に自分たちの事業所を調べることを、内部監査と申します。書類、お金、防災のことや食事のこと…いちいち書いていたらそれだけでこのコーナーが埋まってしまいますがw、とにかく細かくチェックをさせていただきました。
ひとつの事業所につき、2日3日とかけて丹念にチェック、リーダーや職員さんにもインタビューして職場の様子を伺います。内部監査は半年に一回行われ、「前回ダメだったところ」が直っているかもチェックします。厳しいことです。どこかの知事さんのように、不明なお金の使い方があったらすぐバレてしまうでしょう。…税金を使っているのですから、これが当然といえば当然ですよね。
ふつう介護職員さんは、異動がないかぎり何年も同じ場所で働くことが多いですね。私もそうでしたので、他所のやりかたを見るのは大変楽しく感じました。自分のところのいいところ、悪いところもよくわかります。介護職員さんになったら、内部監査員を体験してみるのも大いに面白いと思います。
「でも、監査なんて法律とかなんとか、難しいんじゃないの?」と思われる方。実は、内部監査員には誰でもなれますw。研修はありますがテストや資格はいりません。実際の内部監査では監査専門の先輩がリーダーを努め、新米さんはお手伝いからのスタートです。わからないことは先輩にその場で聞いてしまえばOK、いきなり難しい「介護報酬と加算の計算間違いを探してくれ」などとは言われません(笑)。
また内部監査はもちろん「業務」ですから仕事の日になされ、日程を圧迫されることもありません。またお給料に「手当て」があり、報酬もアップします。やってみる価値はあると思います。
なにより「私、『内部監査員』です」っていうの…ちょっと、カッコよくありませんか?(笑)