その124 数字に出た予防の効果
コロナコロナで暗い話題ばかりが続きますが、たまには明るいお話もいたしたいものです。こんなニュースを見つけました。
今年・2020年のインフルエンザ患者数。去年2019年に比べて…なんと「9割減」だそうですね!
マスク、手洗いが浸透した結果として、インフルエンザの患者数はどうなるだろう…と気にかかっていたのですが、想像以上の減少ぶりに驚いてしまいました。
医師の見解は
・人ごみを避ける社会的な効果
・マスク、手洗いなど個人的な予防の効果
・インフルエンザワクチン接種が例年より3割多かった
…などの肯定的なものと、一方
・密を避けるために、インフルエンザの検査を中止した自治体が多いため、数字の見かけ上減少した
という慎重なものがありました。
それにしても9割ですから、最後の意見を鑑みた上でも非常に予防効果が高かった、と言えそうです。
(逆に言えば、それほど予防をしても広がる新型コロナの感染力は、とても一部の人々言うところの「ただの風邪」ではないと思うのですが…)
こうして見ると、今まで知らないうちにずいぶん感染リスクの高い生活をしていたのだと思いますね。
特に個人的なマスク・手洗い・消毒換気を別とすれば、どうも最も大きな要因は
・満員電車
にあるのではないかと思わずにおれません。
食べ物屋さんやイベント会場が感染リスクが高いと言っても、毎日のことではありませんし…人口密度も満員電車よりはマシなはず。
ではなぜ満員電車を耐えていたのかといえば、それは「出社」の為ですよね、ほとんどの場合。
私事ですが、マンガの仕事は早くからリモートワークの進んだ分野でした。スキャンとメールの発達によりアシスタント(マンガの背景を描く人)も自宅で作業ができるようになり、遠方でも外国でも問題ありません。
なので、事務系のアルバイトなどをたまにやると「こんなの家でできるじゃないか…」とよく疑問に思ったものでした。
実際、多くの職業がリモートワークを開始し、急なことに戸惑いながらもなんとか成り立っているところをみると…満員電車、必要なかったという結論に…(^_^;)やっぱりなるような気がします。
電車がすいてくれればそれこそ医療・介護など「絶対に出社が必要」な人たちの安全にもつながりますし、これは今のほうがいいですねw。
いわゆる新生活、新習慣のいいところは、コロナ禍が収まっても定着していただきたいと切に願います。
(余談)
学生時代…もう20年近く前ですが、
必要な移動と、削減できる移動がありますよね(笑)昔も今も…。