その211 家電の不調も、予防予防!

10月になりました。
 厳しい暑さもひとまずは落ち着き…筆者がこの文章を書いているのはまだ9月なのですがw落ち着いてほしい…夏中はげしく稼働した冷房家電も一休みしているのではないでしょうか。していて欲しい(^^;)。

 しかし、あとひと月もすれば晩秋です。ふた月もすれば年末。こんどは暖房としてエアコンが必要になります。まったく、空調なしでいられる時間のほうが少ないんじゃないかと思えてきますね。
 
 夏の間ネット上では「もうエアコンという呼び方では間に合わない、空調は『生命維持装置』だ!」という声が見られました。筆者も全く同感です。生命維持装置ですから故障はすなわち命に関わる、普段からメンテナンスが必要ですね!
 
 なんとかこのいい季節のうちに、エアコンや各種空調装置のお手入れを済ませたいところです。

 さて私事ですが…。我が家の、家人の部屋のエアコンが夏のさなかの8月、不調を起こしまして(^^;)。エアコンをつけると排気口から水がこぼれてくるんですね。あわてた家人は直ちに修理を依頼しましたが、そこは夏のこと、修理業者さんも忙しいらしくたっぷり10日ほど待つハメになってしまいました。

 幸い我が家には1階にエアコン付きの客間があったので家人はそこに避難し、10日ほど慣れない和室で過ごしておりましたらやれ腰が痛いの(ベッドから布団に移ったためか)目が痛いの(飼い猫のトイレも置いてあるもので(^^;)…)と大騒ぎでしたね。家電の不調ひとつでまったく恐ろしいことです。
 
 さて家人の部屋のエアコン、故障の原因は「ドレンホースの詰まり」でした。

 エアコンは室外機のそばに排水ホースが出ていますよね。冷房を入れるとそのホースから水がポタポタ出るのが正常なのですが、そこが詰まると水が逆流して本体から出てしまいます。
 修理業者さんがそのドレンホースにポンプをあててキュっと吸入したところ、たちどころに詰まりは解消、無事に水が流れ出しました。
 ホースの詰まりの原因はだいたい「虫」です。

 …実はこれ、筆者は(たぶん虫だろうな)と思っておりました(^^;)…。

 というのは、筆者も同じタイプのエアコンを同じ期間使っているのです(同時に購入しましたもので…)。筆者はエアコンを買った時、ドレンホースの先に付ける「虫よけキャップ」もつけておりました。我が家の周りは木や虫が多いもので…。
 家人の分ももちろん買ってきたし勧めたのですが、どうも家人は虫よけキャップを信用しなかった(^^;)らしく、つけずにそのまま使用していたようです。まあ単に面倒だったのか…。
 期せずして「対照実験」になりましたが(笑)やはりドレンホースの虫よけキャップは非常に効果があるとわかりました。修理業者さんも「100円ショップのものでいいからつけてください」とおっしゃり、続けて一言。

 「予防が一番です」

 いや全く。お説ごもっともでございます。
 110円で防げる故障で忙しい業者さんを呼んでは申し訳ないですしね…。

 そして例によって、お家で出来るメンテナンス方法を根掘り葉掘り聞いておきました。

 まずドレンホースを掃除するポンプはホームセンターにも売っているそうで、筆者は翌日すぐに買いに行きました。ネットなら「エアコン用 ドレンホース クリーナー」などで検索すると出てきます。念のため一つ持っておくのが安心ですね。各種のアタッチメントでドレンホースだけでなく、排水溝の詰まり全般に使えます。

 そしてホースがキレイになったら予防の虫よけキャップをつける。これも「ドレンホース 防虫 キャップ」などで検索です。100円ショップにも売ってます…あ、サイズに注意です。

 そして基本ですが、エアコンのフィルター掃除はマメにすること。
 リモコンに「内部洗浄」ボタンがついている場合、説明書をよく読んでマメに使うこと。「内部洗浄」とは冷房使用時にガス管につく水滴を乾かしカビを防止する作業だそうで、使い終わって止めるたびにやってもいいくらいだそうです。逆に冷房を使っていない時期に何回やっても意味がないとのこと。

 エアコンのカバーを外して本体を高圧洗浄機で洗う、というのはプロの仕事になりますがこれは3年に1度が目安だそうです。

 ふむふむ、メモメモと。

 さあまたエアコンフル稼働になる冬の前に、「生命維持装置」のメンテナンスをしっかりしておきたいですね!