その121 「介護はヒトの為ならず…
こんな諺はありませんがw最近とみにそう思う、実感です。
2020年は全く、春からずっと新型コロナ一色でしたね。勿論、今も続いています。そして、今年ほど「介護で習ったこと」が役立った年もありませんでした。
コロナによる混乱の中、対策にも諸説風論が流れましたね。いわく、マスクは効果がない、手洗いはアルコールでなければいけない、次亜塩素酸消毒はコロナに効かない…。テレビでもネットでも毎日、今でも言う人達がありますが…。
正直言って、惑わされるほどの情報かな…と、思わざるを得ません(^_^;)
マスクは毎年、多くの人が冬にはしています。目的は咽喉の保湿で、別にコロナじゃなくてもつけております。
手洗いは流水でしっかり流すのが基本で、30秒も洗えば水でバイキン・ウイルスは落ちます。もっといえば手で粘膜(眼、鼻、口)を触らないほうが大事。
次亜塩素酸消毒への批難は全く見当はずれで、そもそも「介護施設では毎日やっている」のです(笑)コロナの為じゃありません。日々、調理器具の消毒。インフルエンザ対策として床の消毒。ノロウイルスや食中毒にもなんでも次亜塩素酸なのです。
抵抗力の弱った高齢者はそれでも病気になることはありますが…可能性を下げていることは間違いありません。
こうして見ると、介護施設で習った「マスクや手洗い、消毒をしっかりやろう」という…言葉だけ聞けば常識というか月並みというかのお話が、どれだけ大事であるかを思い知らされます。
そしてその効果は理屈をどうこういうより(手洗いが大事なんて理屈を待たないと思いますがw)、実践実行にかかっているとつくづく感じます。
たぶん、マスク・手洗い・消毒に出てくる風説は要するに「やりたくない」という気持ちの表れだと思うのですが…(^_^;)面倒ですからね、気持ちはわかる。
ただもう皆さん完全に慣れてしまったように、これくらいのことは単なる「習慣」の問題ではないでしょうかw。
こういう習慣を介護施設で習って、それがクセになっていることで「ああ、病気から守られてるんだな」と改めて気づかされます。
それで「介護はヒトの為ならず」と感じる次第でございますが…。
来年のことを言えば鬼が笑うとはいいながら、この冬もマスク手洗い消毒・ついでに換気と保湿で乗り切っていこうと思います!
皆様、どうぞ良いお年を<(_ _)>
(余談)
今年は例年になく野菜、それも葉物野菜がお安くなっているそうです!理由は台風が逸れたことによる豊作だそうで。近年野菜の高騰が続いていたので嬉しい限り(^^)…しっかり食べて年末、乗り切りたいものです。
というわけで、管理栄養士さんと作った漫画を載せておきます。ご参考まで…。