その111 ストレス対策に糠漬け
唐突ですが、私・梅熊はこの7月より、糠漬けの自作を始めました。理由はこうです。
新型コロナによる自粛期間が明けても、東京は感染者が増え続けており安心できません。せっかくの夏もダラダラと続く長雨で洗濯物どころか心まで湿っております。いや湿るばかりか西日本、九州ではまたも深刻な大雨被害。北関東にも豪雨があり、去年に続いて東京でも川の増水が心配されます。
とにかく心配のタネが尽きない2020年。
正直言ってこんなときはもうテレビもネットも見ないほうが精神衛生上いいのですが、どうしたって情報は入ってきてしまいます。
こうなったら体から抵抗力を高めるしかない(^^)。
管理栄養士さんに教わったのですが「腸内環境」「フローラ」など最近話題のお腹のお話。実はコレ、単にお通じ・美容だけの問題ではなく…脳や自律神経に関係する非常に重要な問題だとのこと。ストレスに対抗するのは自律神経ですから、食べ物でこれを強化できれば心強い。
腸内環境に良いと言われる3大食品はヨーグルト・キムチ・納豆。当社本社のある東京荒川区は韓国系の多い街で、しっかり発酵した本格キムチを売っております。
(余談ですが国産の安価なキムチにはほとんど発酵していない「キムチ味の和え物」が多いので乳酸菌を求める方は注意です)
私もそれを買っていたのですが、やはりできれば自分で発酵食品を作れるようになりたい。そこで糠漬けの出番でした。
糠はお米屋さんがオマケでくれます。水を加えて混ぜて、粘土くらいにする。基本は塩、あれば鷹の爪・鰹節・煮干しなどを混ぜる…これだけです。あっけないほどカンタンなものなんですね…。最初は「漬け捨て」といってテキトーな野菜を入れて糠床をなじませるそうで、とりあえずキューリ2本を投入。
温度は20~30位が発酵にいいとのこと、7月前半は室温で置いときました。一日一回かき混ぜるだけです。2,3日もするとあら不思議、けっこう糠漬けですw。
継続していると「あ、お店の糠漬けのニオイ」がしてきます。漬けるのはけっこうなんでもいいんですね。人参、ナス、大根はもちろん、ショウガ、ミョウガ、ズッキーニ、いろいろ遊んでいます。みんな美味しいですよ。ズッキーニはほろ苦くて私お気に入りです。
うつうつと自粛するより、自宅で「科学的かつ積極的な防御策」をとっている(やってることは昔ながらの糠床かき混ぜてるだけなんですが…)ような気がして、精神衛生上実にヨロシイです。
ついでに言えばビタミンA、B、Eが豊富な糠漬けは夏バテ予防にも◎。野菜が腐りやすい梅雨から夏、保存法としても栄養素的にも理想的というわけですね。糠はほぼタダですしw。
…イヤなニュースが続きますが、こんなときこそ食べるものしっかり食べて、体力で精神を支えてあげたいと思います。
(追記)
買い物も楽になりました。