その83 職員インタビュー2

職員インタビューの取材、続報です。

前回お話した「新卒者向けパンフレット」同行取材のため去る4月23日早朝、私・梅熊は東海道本線を西へ西へと進んでおりました。行き先は歌や映画によく出るあの「湘南」です。

今回は「湘南のえん・西湘」の様子をお送りします。

「湘南のえん」とは神奈川県の横浜・藤沢市などを中心に事業を展開している介護の会社です。弊社(株式会社大起エンゼルヘルプ)と会社名は違いますが、2016年より同じ系列グループになっておりまして、ごくカンタンにいえばお互い「身内、仲間」です。

一部の会議や研修では「大起エンゼルヘルプ」「湘南のえん」スタッフ合同で行われるなど、互いに協力、交流を深めております。

今回はその湘南のえん・西湘を訪れました。
場所はお城と提灯で有名な神奈川県小田原市のほど近く、鴨宮。いや、ほんとにいいところですね・・・。

駅のロータリーには「箱根登山バス」が行き来しており、旅情をかきたてます。

万事狭苦しい東京から出て来ると、どうも第一印象は「広い」「自然豊か」になってしまいます。そうなるとだいたい介護施設も東京に比べてケタ違いに大きいものですが、さて西湘の施設はどんなでしょうか?

こちらは「親しみやすい」サイズでした。取材中もスタッフさんと利用者さんの距離が近いなあ、と感じました。

余談ですが、取材でいろいろと施設を回りますと、大きな施設のなかには「数時間滞在したのに利用者さんの姿をほとんど見ない・声が聞こえてこない」ところもあります。リビングの机にもペン一本ハンカチ一枚落ちておらず、食べ物やなにかの匂いも特にない、空気が止まった感じ。
職員と利用者さんのフロアーがしっかり分かれているとか、掃除専門のスタッフがいるとか、単純に広すぎるwなどの理由でしょうが、やはりちょっと寂しいものですね。

この西湘では取材中絶えず利用者さんの声が聞こえ、のみならず取材自体にも飛び入り参加されw。
リビングの机にも紙や鉛筆やタオルやコップやらがゴチャマンとあり、お昼の惣菜を取り分ける箸と器の音、料理の匂いなどが部屋いっぱいに充満しておりました。個人的にいって私はこの方が好きです(笑)。空気が対流してる気がします。

そしてそういう生活音のなかで、悠々とイネムリしている利用者さんもw。明るくて賑やかだけど、リラックスできない「騒がしさ」はありません。

また余談ですが、取材後、利用者さんがプロのカメラマンさんを捕まえて、嬉しそうに写真を撮られていました。
「若いなぁ」と思いましたw。

神奈川県で介護に興味のある方、ぜひ「湘南のえん」を一度ごらんになってくださいね。

(追記)
しかしなんといっても湘南。箱根・小田原すぐ隣り。
すばらしいロケーションでした。山好きの私(梅熊)と旅行好きの人事部・N氏は、次の取材先に向かう途中のパーキングエリアにあってさえ未練がましく西を睨み、「山が遠ざかる、山が遠ざかる」とつぶやいておりましたw。