その36 必要なものを、必要な人に

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介護を始めるとき、「なんでもかんでもお手伝いするのはおせっかい。必要なことを、必要なときに、必要なだけ手助けするのが支援です」と教わりました。
理屈ではすぐ納得いきましたが、実際にはなかなか難しいものです。

介護以外でもよく感じますが、「おせっかいだなあ」と言いたくなるサービス…たくさんありませんか?

私が特に気になるのは、インターネットのバナー広告。スマホでネット検索していると、下のほうにそーっとでてくる…「○○市場で大安売り!期間限定」とか「このアプリが今大人気!」とかいう、アレです。
毎回出てきますが「おお!それはいい!」という広告にお目にかかったことがない。はっきり言って、ジャマです。
一月に「介護福祉士実務者研修」についてネットで調べ物をしたら、バナー広告が「実務者研修なら○○!今なら○○円で!」ばかりになりました。そんなに何回も受けるものじゃないでしょうw。

また通信販売サイトの「あなたへのオススメ」。あれもおせっかいです。
以前必要あって昆虫の図鑑を一冊、ネット通販で購入しました。以後私へのオススメが虫、むし、ムシのオンパレードw。パソコン画面が夏の網戸みたいに虫だらけ。
…ふつう専門家でもないかぎり、図鑑は一冊で充分だと思わないのでしょうか…。

部屋の電気(照明)を買ったときもそうです。オススメはルームライトの嵐になりましたが、そんなにすすめられてもまず3年は換えません。内装業者じゃないんだからw。

さて、先日本社にて求人広告の打ち合わせがあり、インターネット広告会社の社員さんが来られました。バナー広告についてはさすが専門家で、「登録情報を元に性別、年齢、職種、必要そうな方にだけ広告を出すシステムを…」うんぬんと教えてくれました(世の中いろんな仕事があるものです)。

「必要なことを、必要なときに、必要なだけ」。カンタンそうでいて、やはり専門家の力が必要なんですね。介護も広告も同じとつくづく感じました。

…はやく「おせっかい広告」がなくなる日を切に願いますw。

追記

冒頭マンガの続き。おせっかいでなく「必要な」サービスで、嬉しかった思い出ですw。

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