その233 日焼けで驚いた、身体の回復力!

 9月、夏も終わり…と言いたいのですが、実際はまだまだ「後半戦」といったところですね(^^;)。
 10年に一度(なんだか毎年言われてる気がしますが…)と注意喚起がなされた今年の夏、いかがお過ごしでしょうか。

 さて今回はこの夏、とても驚いた…そして嬉しかった、「皮膚トラブル」のお話などさせてください。

 皮膚トラブルの何が嬉しいのか、変な導入になってしまいましたがこれは「日焼け」のお話なのです。

 私事でスミマセンが筆者は7月、急に海に行く機会がありました。友人の都合でろくに準備も出来ず着の身着のままといったところです。

 案の定、たっぷり日に焼けてしまいました。肩から背中から、いや胸まで真っ赤です!いやはや、こんなに日に焼けたのは小学生のころ以来でした。
 筆者は山育ちなものでもともとあまり日焼けの経験がなく、とくに成人してからは皮膚が赤くなるほどの日焼けというのはまったくありませんでした。

 そして、海に行った日のその夜。

 夜中にふと目が覚めると、なんだか身体が「寒い」のです!

 え、なんだなんだ?と肩をさすってみると、日焼けの跡が熱いわりになんと「鳥肌」が立っています(^^;)。冷房を入れっぱなしにしたわけでもないし、温度計を見ればいつも通りの熱帯夜だったのですが…とにかく現に「寒い」ものは仕方がないので深夜にもかかわらずインスタントラーメンを食べました(笑)。いやでもそのくらい寒かったのですね。

 落ち着いて調べてみると、強く日焼けをした後は寒気がするというのはよくある症状のようでした。体温調節機能の働きすぎ、だそうです。筆者は今回初めて知りました。
 これ、うっかりしたら夏風邪と間違えそうですが、風邪とは逆に日焼けした皮膚、身体をしっかり冷やさないといけないとのこと。なるほど日焼けも「ヤケド」みたいなものですから、治すのは冷やすしかないですよね…。こまめにぬるめの水風呂に入ったり、外に出るときは袖のあるシャツを着たりして対応しました。

 その後2日ほどはヒリヒリ期間(^^;)。リュックサックを背負うと肩がしみる痛みです。皮膚に触れるものが妙に気になり、何年も着ているシャツの「タグ」をいまさら切り取ったりしました(笑)。また素材も、綿やポリエステルより絹やレーヨンのほうが痛くないことを発見、最近よく売っている「接触冷感」のサラサラなシャツ、あれが一番安くて着心地が良かったです。

 そしてその間、なんだかやたらとおなかがすくのですね(^^;)。生卵が妙に美味しい。あとは庭のモロヘイヤで、麦飯がすすみます。例年は食欲の落ちる季節のはずなんですが。
 加えて毎日寝つきがいい。いつもより1時間2時間早く、コロリと眠ってしまいます。そんな体調がさらに2,3日続くと…。

 ついに日焼けの古い皮膚がむけてきました。

 それが驚くべき広範囲(笑)で、肩、背中、胸、いやお腹のおへそのあたりまで!まるでゆで卵の薄皮をむくようにくるくるとむけてきました。(こんなに皮膚を作り直してるんじゃあ、お腹が減るのも当たり前だ)と妙に納得してしまいました。

 そして出て来た新しい皮膚は、近年見たこともない目の細やかさ。新しい部分だけ蛍光灯を反射して映り込んでおります(笑)。まるで子供の頃の肌のようです。いやー…驚きました。

 初めての皮膚トラブル・大規模な日焼けでしたが。筆者は自分の身体、人間の身体の回復力に改めて感心致しました。
 寒気がするほど体温調節機能を働かせ、暑さをものともしない食欲と睡眠欲を発揮し、ものの一週間で皮膚をピカピカに張り替えてしまう。
 こんな力が、中年の筆者の身体にもまだちゃーんと備わっていることに呆れるというか驚くというか…いや、正直言って「嬉しい」と思いました。

 このコーナーでは毎回のように「〇〇に気をつけましょう」「●●を予防しましょう」みたいなお話ばかりしておりますが…介護の現場では逆に人間の生命力、たくましさに驚くことも日々たくさんございます。高齢の、ご病気のある方々を見ていてもそうなのです。

 自分の身体にももちろん、知らないだけで驚くほどの生命力があるのだと改めて感じました。
 ついつい不健康自慢などしてしまう40代ですが(^^;)…、もっと人間の生命力を、普段からちゃんと自覚して生きていきたい。などと思いました次第です<(_ _*)>。