その107 気を休める
働けるだけまだ良い、という状況。
緊急事態宣言からすでに1か月、5月いっぱい外出自粛…さていつまでこの状況が続くのか?本格的にわからなくなってまいりました。
連日の報道で「感染数は横ばい、気を抜かないで」といい、区の放送では「皆さんの責任ある行動を…」と耳目に入ってきます。が、人間そう何か月も気を張りっぱなし、というわけにも参りますまいwどこかで気を抜く、休めるところがないとこれは持たないなあと感じます。
気を張る、やる気を出すというのは当今「モチベーション」とか言われますが、本当に長く続けることってそういう話でもないよなあ…と思われます。やる気がなくともやらなきゃならんのが世の常というもので、いちいちやる気を出してから自粛・消毒する人はいないと思うのですがwじゃあやる気のないときはマスクしないのか、という話になっちゃうので…。
さしあたって外出自粛とマスクと手洗い、消毒の継続。なんというか、これももう慣れてきましたねw
家に帰ったらマスクを洗濯機にポイと入れて、手を洗って、玄関や手すりに消毒スプレー。言ってみればこれだけのこと。やる気があろうがなかろうが手洗いの効果は一緒wですから、やることさえやっていれば少し気を休めてもいい…と思います。
むしろ今いちばん大変なのは自粛を強いられて経済的に辛くなっている人たちではないか、と感じます。これは気を休めるどころではない。
医療はもちろん、介護も「社会的に必要」とされる業種で、コロナ対策が大変とはいえ仕事が継続できています。今は「医師・介護従事者」は社会的にも感謝される立場になっておりますが。
映画館やライブハウス・スポーツクラブにパチンコ屋…これらは自粛を通り越して閉店を「要請」「指示」される立場になってしまいました。今まで普通にしていた、好きな仕事が、ある日突然「やめろ」といわれる。お金も十分に保障されず、期間も明示されずに。何も悪いことをしていたわけでもあるまいに、これは酷だなあ…と思います。しかも「こんな状況でまだ営業してるのか」などと文句まで言われ、気の毒以上に理不尽なことです。働いている人は普通の社会人なのに。
筆者(梅熊)も、ペンを取り上げられ、仕事を失ったことがあります。アシスタント先の先生の連載が終わった時です。今と状況は全く違いますが、廃業をほぼ「強制」されている人たちの気持ちはわかる気がします。
お金と生きがいを同時に奪われた人たちに、どうも報道は冷たすぎるのではないかと思わずにおれません。娯楽施設は不要不急かもしれませんが、今月の収入は必要緊急のもの。自粛の人々はそれを犠牲にしているわけですから…。
ベランダから叫ぶわけにもいかないので、文字で叫んでおきます。
「自粛してくれている不要不急の娯楽・遊興施設で働く方々、ありがとうございます<(_ _)>」
(追記)
私自身はギャンブルはしないのですが、こういう楽しみ方はします。