その168 身体をまっすぐに。

今年最後のこのコーナー。
お読みの皆様はどんな一年だったでしょうか?

筆者にとっては、「とにかく身体をまっすぐにしよう」という一年でした(^^;)。

以前もお話しましたが、今年の初めに持病の坐骨神経痛が出てしまいまして…春いっぱい痛みが続きました。情けないことです。
仮にもこういうコーナーで介護、健康について語っているものですから。お恥ずかしい限り…せめて、しっかり治療して情報を還元したいと思っておりました。

筆者は座り仕事(マンガの作画)のしすぎで坐骨神経痛が出てしまいました。お医者さんにいろいろ改善点を伺いましたが、中でも「骨盤を立てて自然ないい姿勢で座ること」がありました。そのため、イスの高さを工夫したりクッションを様々試したり、机の上もモニターにアームをつけたり作業台を追加したりと改造をいたしました。
やってみると、今まで知らず知らず姿勢が悪くなっていたんだな…とよくわかりました。特に絵を描く作業は、集中すると前かがみになりやすいのです。といって、反りかえっても腰に悪い。前後にブレないよう、ブレないように仕事をしておりましたw。

痛みがやっと引いてきた夏以降は、足腰、背中の強化に努めました。これは今も続行中です。
坐骨神経に負担を与えないためにまず長時間座り続けないことはもちろんですが。体重を支える足腰、背中の筋肉を鍛えて負担を分散させるようお医者さんの助言がありました。幸い近所に小さな山があるので、暇を見つけてはハイキングで足を動かしてきました。(筆者の坐骨神経痛は痛みが出ないなら運動、筋力維持を推奨されました。もちろん人によって変わるでしょうから各人お医者さんの指示を仰いでくださいね。)

山のでこぼこ道は、うっかりするとバランスを崩します(^^;)。右、左と足を踏み出す度に体が左右にブレそうになる。25年前は登山部だった当方、「あ、この感じ懐かしいw」と思いつつ。転ばないように、身体をまっすぐに、まっすぐにと歩き続けております。背中の真ん中の筋肉が絶えず働いて、左右のブレに対抗しているのがよくわかります。

持ち歩く道具も変わりました。

去年まで買い物は大きなトートバッグを使っていましたが、神経痛の発症以来「リュックサック」に変えました。それも、ナナメ掛けで持ったりせずしっかり両手を通して使います。街中ではちょっと目立ちますが(笑)気にしてはおれません。
これがまた、ちゃんと背負うと背骨にかかる負担がぜんぜん違うのですね…(^^;)。痛みが出た身体には、こういう小さな悪い積み重ねが何年も何年もかかってバランスを崩して来たのだな…とよくわかります。
ついでに言うと、リュックは背中が暖かくてこれも神経痛予防(神経痛には冷えが大敵)になっております。冷えるとギックリ腰など、他のリスクもあがりますよね。

うーむ。以上いろいろやってみて、当方だいぶ筋力的に弱体化していたと実感しております(^^;)。

ただ、考えてみると…。

筆者は介護職員経験のおかげで習ったこと、身についたことがたくさんあります。ことに感染症予防の習慣のおかげで、幸い今年も新型コロナウイルスにもかからずこれました。インフルエンザにはもう10年かかっていません。
医療や介護で教わったことがちゃんと実践できれば、それだけの効果はあるはず。

坐骨神経痛も確かにイヤな症状ですが、一つ一つ学んで、いい姿勢や運動を習慣づければ時間はかかっても必ず良くなる、今までもそうだったのですから。そう思って頑張っていきます。

引き続き、机に向かうにも山に登るにも「身体をまっすぐ」力を鍛えつつ、来年も元気で行きたいと思います!

では今年も一年、本当にありがとうございました<(_ _)>。