その127 手は届かないが目は届く距離
私事でスミマセンが、2月の半ばからラジオ体操に行っています。
筆者は東京荒川区在住。近所に都立公園があり、朝6時半からラジオ体操が流れます。特に事前の登録などはなく、勝手に行って、好きな場所で自由に体操する…という、ゆるい運動習慣です。
(寝起きで行くと背中側が固くなっているのがよくわかります(^_^;))
3月に健康診断があるので少しは体をほぐしておこう、と思ったのがきっかけですが…ラジオ体操に来ている方々を見ているといろいろ発見があるものです。
まず、ほとんどが高齢者の方々であること。2月半ばなどは早朝、氷点下になろうかという寒さでしたが、皆さん完全防備でウオーキング、時間になったら上着を脱いでラジオ体操、という流れでした。
見ていると、やはり毎日習慣にしている人は強いw体の柔らかいこと。筆者などやり始めは上体を反ったり回したりの運動で足がふらつきましたが…。
次に、どうも「なんとなくお互い距離を置く」が決まっている雰囲気であること。これは新型コロナの影響でしょうが、ウオーキングにしろ体操にしろピッタリくっついてやっている人はほとんどいません。グループで来ていても、なんとなくバラけて運動しているようです。ラジオ体操の時は半径4,5メートルの円にひとり、くらいの人口密度になっています。
誰が指示したわけでもあるまいに、うまくできているものです。
もちろん寒い中で高齢者の運動には危険もあるのでしょうが、これくらいの人口密度であれば手は届かなくても目は届きます。ゆるい安心感のなかで毎日続けていれば、これは健康に悪かろうはずもありません。(都立公園には万一に備えAEDも設置されています)
筆者は以前、区のスポーツジムやプールに通っていましたが、その時も「利用者が高齢者ばかり」であることに驚き、また不思議にも思っていました。同時にそうした場所が、定年を迎えた高齢者の重要な社交の場になっていることも感じていたのですが…。
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どうも皆さん、こういうラジオ体操のような、「無料」「密にならない」「他人の目は届く」うまい運動場所に移ってこられているようです。
むしろジムやプールより安全かもしれませんね。「手は届かないが目は届く」この距離は。
ただこのコロナ禍で一般のジムもプールも予約制・利用者縮小の傾向にあるなか。
若い方はどこでどうして運動しているのか、これも疑問ではあります。
当方もご多分にもれず自粛生活で、仕事も座業なものですから油断するとすぐ体が硬くなってしまい…(^_^;)なるべく朝に川を走るとか、自転車に乗るとか、寒い時期は昼間に厚着で歩くとか、していたのですが。
川にしろ公園にしろ、朝にしろ昼にしろ、高齢者の方が圧倒的に多いという印象です。リモートワークがはじまっても、若い方の数が増えた印象はありません。
運動不足の40代(つまり自分のことですがw)より、毎日ラジオ体操をしている7、80代のほうが体が柔らかいという事実を毎朝目にしておりますと。
余計なことですが若い方々…ここでいう若いは3,4,5,60代のことですが…の健康が実に心配になってまいりますね(^_^;)
去年1年、だいぶ運動量がおちていますので…暖かくなる前に「準備運動」しておいた方がよさそうです。
筆者もとりあえず健康診断まではを目標に、サボらず続けようと思います(^^)