その226 エアコンが苦手なのか、カビが苦手なのか…(-_-;)

 つい2か月前まで、寒の戻りで雪が降っていた関東ですが。5月も中頃となるともう、逆に冷房をつけたくなるような日もあるでしょうね…。
 今年の始めは暖冬にはじまり急な寒の戻り、そして春から初夏と順調に暑くなるようです。我が家ではすでに3月の終わりごろからちょくちょく扇風機が回っております。毎年言っているようですが乱暴な季節です(-_-;)。

 さてこれから初夏、梅雨、夏と本格的な「エアコンシーズン」ですね。エアコンのお手入れはお済でしょうか?

 我が家では去年、家人の部屋のエアコンクリーニングをプロに頼みましたが…。

その211 家電の不調も、予防予防!

 私事でスミマセンが、実は筆者、とてもエアコンが苦手なのです。
 これも以前記事にいたしましたが、「エアコンが苦手」という人は日本人の約5割に上ります。

その185 冷房が苦手な理由?

 上記記事でも色々と工夫をし、掃除や空気の入れ替えでまあまあなんとかエアコンと付き合っていたのですが。去年、エアコン掃除のプロにいろいろ教わったことでひとつ大変な事実(筆者にとって(^^;))が発覚しました。

 それは、「自分はエアコンが苦手だったんじゃなく、カビが苦手だった」ということです。

 実は去年の秋、エアコン掃除のプロに教わって、ご家庭でできるギリギリまで自分の部屋のエアコンを掃除してみたのです。
 いつものフィルター掃除だけでなく、下部のルーバーを外し(ここはちゃんと手順を踏まないと壊れてしまうのでテキトーに手を付けないようにと一応ご注意しておきます)、下から中のファンを見てみたら…いやはや、恐ろしいですね。カビで真っ黒なのですこれが!

 去年の時点でまだ買って2年のエアコンだというのに。
そのファンの間を細長く薄い棒(アイスの棒のような)に布を巻きつけたもので掃除し、見えないカビも落ちるようにと「次亜塩素酸消毒」も施しました。
 そして試しに運転してみると、いつもの「うわ、エアコンか…」というイヤな感じが全くないのですね…。
 ニオイもなく、なんだかジメっと重たい空気の感じもなく。クリアな涼風が出てきました。確かに購入当初はこういう感じだったな、という涼風です。

 しかし考えてみれば当然で、お風呂場のカビや押入れのカビなどでも少し吸い込んだら気分が悪いのに、あんな真っ黒なエアコン内部を通過してきた空気を一日中吸っていたわけで…まあよくいままで気づかなかったな(^^;)と呆れてしまいましたが。

 それ以降、エアコン内部が湿気ないようにときたま「送風」ボタンを押しております。

 上記記事にも書きましたが、エアコンは冷房運転した後にはかならず結露ができます。その結露の水が夏場にカビを発生させるので、使い終わった後も「送風」で一時間ほど運転しておくのが良いとエアコン掃除のプロに教わりました。
 また天気のいい日は窓を開けて、エアコンを「送風」運転にすると部屋の空気もエアコン内部もカラッと清潔になるというコツも教わり、実行してきました。

 どうも生来ケチンボな筆者は、寒くも暑くもないのにエアコンをつけるという行為にとても抵抗があったのですがw…これももの知らずな話で、「送風」の電気代は一時間に1円もいかない、扇風機と同じくらいのものなのですね。温度を変えていないのだからまさに扇風機と同じなわけですが、電気代まで同じだとは知りませんでしたw…。
 
 安いとなると現金なもので、筆者はエアコンの「送風」を冬場はストーブと併用していました。乾燥対策にヤカンでお湯も沸かしていましたから、上に溜まった熱と湿気の循環と、エアコン内部の乾燥のためです。これが温まること温まること。
 また今時期の冷房をつけるほどではない、でもちょっと暑いときにも、部屋上部に溜まった熱い空気を循環して出してくれるエアコンの送風は非常に有用であると感じます。扇風機よりは風が弱いので書類や原稿がヒラヒラ動いたりもしません。梅雨時期もエアコン内部の湿気とりに、また扇風機代わりに、大いに利用したいところです。

 おかげさまで去年秋の掃除以来カビは発生しておらず、今年こそエアコンを適切に使えそうです。「自分はエアコン嫌い」という思い込みも解けて、夏に向けて筆者は若干の「心の余裕」を得ております(^^;)。

 エアコン掃除業者さんは「4,5月が一番余裕がある。夏になると急な注文でいっぱい!」と仰ってました。酷暑の修理依頼は命に関わるので業者さんも真剣でしたね。
 メンテナンスを頼みたい方、なるべく空いてる今時期に頼んであげてください。