その174 ようやく、ようやく春です

この文章が載るのは3月も半ばの15日の予定です。書いているのはもちろんそれより早いわけで、いま筆者は2月の寒さの真っただ中。十二節季でいう大寒です。掲載される頃にはさすがに少しは暖かくなっているでしょうか?…(^^;)当方年々、「春待つ気持ち」が高まる一方です。

特に今冬は1月、十年に一度と言われる大寒波が日本列島を襲いました。豪雪地帯(北海道・東北・北陸)はもちろん、関西や四国でも多くの地域が大雪に見舞われました。(※当社本社のある東京や南関東では雪はパラパラくらいで助かりましたが…。)

ただそれ以上に苦しかったのは電気代の値上がりでしょう。新型コロナの影響、ウクライナ情勢の影響、天然ガスや石炭の高騰、長引く円安…そんなこといわれても一市民としてはどうしようもありませんし(-_-;)節電にも限度があります。

2月2日には長野県で80歳男性が自宅で低体温症で亡くなるというニュースも流れました。発見者はデイサービス職員さんだそうで、これも介護職員として身近な出来事と感じます。暖房は適切に使われていたのか、急な電気代値上げで困ってはいなかったか…。お金が、それも特殊な高額医療などではなく「電気代」が命に関わるとなったらこれはもう日本全体の問題ですよね。

命とまでは言いませんが、筆者も、安心して暖房が使えないと心も体もダメージが蓄積します(-_-;)。暖かくなれば電気代が減る、それだけで春待つ気持ちはいよいよ高まる今日この頃です。

…さて、ここでお話はグッと南下します。2月の頭、沖縄に住む筆者の知り合いの方に「近くの山に行ってきた」写真を見せてもらったのですが、それが驚きでした。

山じゅうが桜、ツツジの花盛りなのです!なんと沖縄では2月にもう「桜」が咲いているんですね…。

緋寒桜(ひかんざくら)といって、沖縄の八重岳はその名所なんだとか。朝晩は息も白い本島の2月ですが、沖縄は早くも「さくら祭り」の真っ最中だそうです。いやー、羨ましいやら羨ましいやら…羨ましいですね(笑)。
沖縄では正月開けていきなり桜が咲き、そのあと節分、さらに旧暦の正月だそうで。いやはや、日本はタテに長い国ですねえ…実感します。

逆に言えば、こちらの寒さも電気代もその桜前線が登ってくるまでの辛抱です!(‘ω’)

そう己に言い聞かせて頑張って外に出てみると、数か月枯れはてて見えた街の木々にもうっすらと、うっすらとではありますが春の気配が探せばありました。そういえば近所の柿はいつの間にかもうみんな落ちているし。枝ばかりに見える街路樹にも小さな芽が出ているし。

2月の3日には「あ!」と声が出てしまいましたが、近所の川沿いの道で、梅が咲いておりました。並木です。ついに咲いてくれたかと今年は特に強く感じました。

なにかと耐えることばかりが多いような昨今ですが、冬はかならず過ぎ去るしこれからは花の季節。身体も楽になりごはんも美味しく運動も楽しい季節です。
…感染症だって世界情勢だって経済だって、そうそういつまでも悪いばっかりじゃないはず。

元気出して免疫力あげて行きたいですね。(‘ω’)。