その96 BGMが気になる

 

あの曲をホントにコンビニのテーマ曲だと思っている方が、たまにありますねw

以前「余計なアナウンスが気になる」という内容を書きました。外国の人から見ると日本は音声アナウンスが不必要に多く、特に公共の場では「うるさい」と感じられているそうです。

アナウンスではないのですが、私が最近気になるのは「病院でのBGM」です。あれは…必要なのでしょうかw。

私事ですが11月の終わり皮膚科の病院に行きました。朝一番で行ったのに待合室は座れぬほどの満員で、そのほとんどが高齢者。受付の人に言わせると「朝一が一番混む」とのこと。
さして広くもない待合室なのに「○○さん、お入りください」がなぜかスピーカーから流れてきます。耳が遠い患者さんも多いので、それでも聞き逃す人があります。そのたびに受付の人が走っていき、当人に知らせていました。

一方で、待合室にはBGMがかかっていました。音量がけっこう大きく、少しならいいのですが20分・30分と待っているうち「…ウルサイ…」と感じてきますw。しかしいつ呼ばれるかわからないので、いちおう聞き耳はたてていないといけません。これはやはり疲れるのではなかろうかと思います。

呼び込みの邪魔になるなら、BGMを切ればいいのに…と素朴に思いました。

そのBGMも、音量をおさえるか、声の入っていない音楽だけならまだいいのですが…歌詞の入った曲や、ラジオ番組などを流すのはどうも待合室にはふさわしくないような気がします。注意力が散漫になってしまいます。

その日は加えて、献血にも行きました。近所まで献血バスが来ていたので、もののついでです。

そのバス内に、これまた大音量のFM放送が。これにはまいりました。献血バスはただでさえエンジン音・医療用計器類の音があるうえ、そこに音楽番組なのでしょう、二人の若い女性の声が大音量で響いています。女性看護師さんの声がラジオの声と混ざって、問診・注意事項がホントに聞こえないのです。声の高さが似ているからでしょうか?
献血に来た隣のおじさんも同じ思いのようですが、皮肉なことにおじさんの「え?もう一回言ってくれます?」だけはよく聞こえますw声質の違いでしょう。

こうなるとBGMもウルサイだけでなく、職務の邪魔、安全の妨害になってきます。

介護施設ではあまりテレビ・ラジオのつけっぱなしという状況はありません。音楽も利用者さんの希望があったとき随時かけるところが多いと思います。
これは利用者さん同士の会話がリハビリの一環でもあるし、なにより物音、声が聞こえなくなると危険を察知できないからです。一人で何人もの見守りをする際、ガタガタという音だけで、見えなくても「○○さんがイスから立とうとしているな」とわかります。

こういう点からも、医療機関や公共施設ではBGMを抑えてほしいなあ、と切に感じた次第であります。

(追記)
しかし献血の景品はいつからこうなったのでしょうか。

バカバカしい話ですが、献血中、ラジオの内容が気になって仕方ありませんでした。「お、面白いな」と思っても、右腕に針が刺さっていては大笑いするわけにもいかず。笑ってはいけないとなると余計面白くなるのが人情というものです。

無理に笑いをこらえたために、先日の私の血には余計なアドレナリンやらコルチゾールやらが含まれているのではないかと思われますが…。