その135  再検査とお薬のお話。

夏なのでホラー調でお届けいたしました<(_ _)>。
介護施設では「利用者さんに薬を飲んでもらうお手伝い」を投薬支援といい、非常に大事なお仕事なのです。薬を落っことす「落薬」は「事故」になってしまいます(^_^;)…。

さて、この間のコラムでお話しさせていただきましたが筆者も今、お薬を飲んでいます。
禁煙成功の余勢を買って、そのまま同じ病院で健康指導を受けることにいたしました。というのも、春に受けた健康診断の結果に所見がでていまして(^_^;)。再検査とか健康指導を受けるように、という通知ももらっていましたので…まあいい機会だと思い。健康診断の結果と通知をもってかかりつけの病院に相談いたしました。

結果お薬がでて、飲み忘れないよう気をつかう毎日です。

再検査についての余談ですが、厚労省の調べによると、社会人が健康診断を受けて「再検査」になる比率は約4割だそうですね。

…正直思うのですが、4割もの人がちゃんと再検査を受けているのかというとこれはどうもアヤシイと感じます。筆者、むかし再検査を受けに行ったら、病院はガラガラでした。え、あのとき一緒に健康診断受けた多くの人の中で、悪いのは自分一人だけか?と無駄にショックを受けましたが…w

診断の再検査が4割といっても若い人はあまり引っかからないでしょうから、30代後半…40代以上はほとんどが何かしら「再検査」でしょう。何も引っかからなかったら少数派です(^_^;)。のはずなのに、来てる人が少ないですね。

ただ一方で、再検査が非常におざなりな、「決まりだから一応やってる」形骸感が出てしまってる病院もあります。
筆者などは昔「肝臓」の数値が悪くて再検査になり、採血をして医者から「規則正しい食事と生活を3か月して様子を見よう」と言われました。それが一週間後にまた「再々検査」の通知が来る。おかしいなと思ったら「血液検査の結果、肝臓の数値が悪いため」と書いてあります。…だから先週行ったんじゃないか、で、数か月様子見することになったんじゃないか、そんなすぐ回復するわけないだろうと、病院に電話して聞いたところ「じゃあ来なくていいです」と言われました(^_^;)恨み言をいう気はありませんが、ここの再検査では自費で3000円とられたのですが…。
往々にしてこういうミスがあるそうです。問診をした先生と、血液検査をした先生とで連絡がなかったのでしょう。正直言って筆者はその後、この「U検診センター」の再検査は受けに行っておりません。

長い余談失礼しました<(_ _)>

それで今回、身近なかかりつけ医に血液検査で見てもらったところ。4月から禁煙していたおかげでだいぶ各種数値は回復傾向。まだ異常値だった項目には、いちおう薬も出ました。あとは月に一度顔を出して問診、数か月に一度血液検査で様子見と相成りました。…ちゃんとこうしてくれれば再検査に来た甲斐もあるというものです。
ちなみに比べるわけではありませんが、かかりつけ医の問診と一か月分のお薬(2種類)で合わせて2000円弱でした(‘ω’)。…再検査はかかりつけ医があればそっちでやるほうがいいと思います。

それで、この「お薬を飲む」という行為なのですが…。

非常に、忘れやすいですね(笑)。筆者は幸い大病などもしたことがなく、日常的に薬を飲むのは初めてです。それも血液検査の結果一応でたお薬で、別にいまどこも痛くも痒くもない。これは忘れますね…。

介護職員の大事なお仕事に「投薬支援」というものがあります。

利用者さんがお薬を飲み忘れないように声をかけ、手渡し、しっかり薬を飲んだかどうか見届ける。飲めない人には手伝う。毎食の前後に行う細かい支援なのですが。
「ああこれは大事だ」ということが今更ながらよくわかる気がします(^_^;)。で、またこの支援が実は難しいのですね。
介護職員の仕事というのは一見誰でもできるようで、ほかの人がやると全然うまくいかないというのがよくあります。看護師の方が血圧も取れない(とらせてもらえない)なんてよく見かけますが、この投薬支援では筆者も大変苦労しました。忘れられません。

今はまだいいですが、自分が高齢者になって、頭のほうもアヤシくなってきたときに、「薬を飲む習慣」があるとないとでは大違いなのではないかといま実感しております。薬なんて飲まないで済むなら済むのが一番いいのですが…。

まあ将来介護施設でお世話になるときに、「薬に関しては心配ない梅熊さん」になる練習だと思って(^_^;)…忘れずに飲もうと思います。