その110 マスクができない人もいる

もう7月、暑さの最も厳しい期間に入ってまいりました。これを書いている6月後半、東京、とくに公共の場ではではまだまだマスク、消毒液は欠かせません。

私自身は、深夜や早朝、また川沿い、路地裏など「明らかに自分以外の人がほとんどいない」ならばマスクははずしております…暑いw熱中症も怖いですからね。で、お店や駅に入る前にまたマスクをする…という。

先日、近所の皮膚科へ行ったところ…(余談・外出自粛期間中、小さいかぶれの薬が切れたのですが、不要不急の病にて薬の補充に行ってませんでした。こういう人がけっこういる様で、お医者さんも困ってますw)…「さすがに病院の警備(?)は厳重だ!」と思いました。

受付のお姉さんがこんなんになっている↓。

いくら冷房の効いた室内とはいえ、ここまでする必要あるのかなあ…とさすがに思いました。辛そうです。息が上がっています。

そもそも飛沫感染ですからアクリル板があればマスクすら要らないと思うのですが(どんなクシャミだってアクリル板を貫通はしないでしょうw)…まあマスクは一種の「礼儀」としても、フェイスガードはいいんじゃないか(^_^;)と心配になりました。

病院ともなると「あそこは意識が甘い!」とは言われたくない。圧力も感じるでしょうね…。

以前「真夏にスーツはどうなんだ」という記事も描きましたが、感染予防グッズが「同調圧力」になってきています。マスクしてないと、ワルモノを見るような視線を感じませんかw…これも注意が必要ではないかと思います。

皮膚科で順番待ちをしていたところ、ある母子連れが入ってきて、受付で「この子、発達障害があって、マスクつけていられないんです」とわざわざ断っていました。10歳くらいの少年、確かにマスクを付けていません。お母さんは行く先々でこんな説明してるんだろうなと思うと、気の毒ではある。

認知症介護でもマスクを外してしまう利用者さんは多いです。受診の付添い時など困りますが、そもそも基本的に不愉快なモノなんですよね、アレは…身体の不自由な人が息苦しくなるモノを付けられたら、危険を感じて取ってしまうのはむしろ自然な反応かも知れません。

ほかにもいろいろな理由で「マスクができない人」いると思います。

顔や頭皮に病気がある人。呼吸の問題を抱えている人。発達障害やその他、精神的な病気をもつ人。

いやいやただ単に、いつもしてるけどたまたま忘れた人。落として汚れたからわざと外してる人。忙しくて買いに行けない人。経済的に苦しくて買えない人。たくさんいると思います。

マスクしてないだけで「あの人は…」という目で見る社会というのは(今、若干そうなっているw)ヘンですよね。私も気をつけます。

心配なら、少し離れていればいいだけのことですから。

(追記)
他人様がマスクをしている姿にはもうすっかり慣れましたが、自分が、薄着で、マスクをしているというのは人生でもほぼ初めてです。
…ヘンですねw。