その141  ウェブ会議の威圧感(-_-;)


…ウェブ会議の顔は、どうしてもカメラをのぞき込む表情になってしまいますねw。

私事でスミマセンが、先日、介護書籍の打ち合わせのためウェブ会議に参加いたしました。マンガ部分を担当する筆者と、本文担当の当社・和田氏。それに出版社と編集プロダクションの方、計4名の会議でした。

うち続くコロナ禍で、ウェブ会議もすっかり市民権を得た感がありますね。

ただひとつ失敗だったのは、筆者は先月パソコンを買い替えたばかりで…ウェブカメラをまだ用意していませんでした。なので筆者だけ「音声のみの参加」になってしまいました(;^_^A
(※スマートフォンで対応すれば良かったのかもしれませんが…)
「まあ、会議の中心は和田氏だし、自分の顔は映らなくても別に問題はないだろう」くらいに考えていたのですが…。

ウェブ会議って、顔が映らないと「相手が話を聞いてるのか聞いてないのかわからない」んですね(笑)。

ラジオと一緒でしゃべらないと「いるのかいないのか」状態。といっていちいち相槌を打つと編集さんと和田氏の話のジャマになりそうで、たまに変なタイミングで「わかりましたー!」など大声で合いの手を入れていました(;^_^A…なんでああいうときって声が大きくなるのでしょうねw。

ところで気になったことがひとつ。会議の出席者はみなさん「自分のデバイスのカメラ」を見ている状態です。すると置き方にもよりますが、どうしても「視線が正面」になりますね。そのうえ角度によっては多少見下ろされたり、逆に下からグイっと見上げられたりします。
向こうにそんな気はないのは重々承知の上で申しますが…やはり一種の威圧感を感じます。

現実の会議や対話においては、日本ですと特に「相手の目(顔)を正面からまっすぐ見つめ続けるのは失礼」という慣習がありますよね。要所要所で相手と視線を合わせ、「わかった」「それは違う」など目で意思表示をする程度にとどめる。あとは資料に目を落としたり、複数の出席者に目配りをしたり…が普通の話し方かと思います。
筆者もその慣習に慣れきっていますので、和田氏・担当者さん・編集プロダクションの方、三人の視線がまっすぐ突き刺さる(笑)状態を非常に「座り心地が悪い」心境で耐えていました。(まあそれは皆さんも同じだろうと思いますが…逆に筆者の顔、写さなくて正解だったかもしれません(;^_^)

これからの時代は、そんな小さな視線正面の問題などは慣れていかねばならないのかもしれませんが。

逆にそれに慣れてしまうと、今度は実際に対面したときにそのクセが出てしまわないかw心配になりますね。
介護施設で利用者さんにずっとまっすぐ正面視線で話しかけたら、これは怖がられるのではないかと思います。特に筆者は男性ですので、威圧感を与えてしまうでしょう。

こういうのは意外と大事で、人は「何を言われたか」より「どういう顔で言われたか」のほうが強く印象に残ると申します。たとえば「じゃあその仕事、来週までに頼むよ」の一言でも。何気なく言われるか、正面からまっすぐ目を見て言われるかでは大いに意味が違ってきますね。後者は(この仕事間に合わなかったらタイヘンだぞ…)のプレッシャーを感じてしまいます(;^_^)言ったほうにその気がなくても、受け取るほうはそう感じます。
(特に言葉による意思疎通が困難な利用者さんの場合、表情や話し方のほうがはるかに影響が大きいはずです)

実際の対面機会が少なくなっていく現代。

こうした小さな「視線の違和感」も大事に取っておきたい…と、会議中に余計なことを考えておりました。失礼いたしましたm(__)m。

(余談)

…これはやっぱり意味がついてしまうwので、カメラの角度はすこしナナメがいいのでは…と思いました。