その104 まだやっと半分(^^;)…

このような時に私事で大変スミマセンが、筆者はこの3月で40歳になりました。80年生れです。

この間友人の甥っ子さん(10歳)と話をしていて「ううむ、2010年生まれの子はこう考えるのか」といろいろカルチャーショックをいただいた次第です。

少年はコロナウイルス騒動について「こんなに流行った病気は初めて」といいました。確かに確かに。今回のはスゴイけれどОー157とかSARSとか狂牛病とか、昔からいろいろあってね…とお話ししました。

また彼には大地震の記憶がありません。東日本大震災は知ってる?と聞いたところ「うん、百年に一度の地震なんでしょ?」と返ってきました。40のオジサンとしては阪神大震災のことを語らずにはいられません。

…しかし考えてみれば、それでも私と彼には30年の違いしかありません。

私が初めて介護現場に入ったときは32歳。入居者さんは若くて70代、80以上のご長寿がズラリ。自分と40以上の年齢差がありました。

それでも仕事なので「外出しましょう」とか「お風呂どうですか」とか声をかけ、そのほうが体にいいとか気分が晴れるとか、理屈をこねましたが…。
そんなことはみなさん当然ご存じなんですよね。

何を食べようがどこを歩こうがとにかく80年は生きてきたわけで、当時32歳の「こわっぱ」にどうこう言われる筋合いはありますまい。

現在40の私にしたって戦争、復興、前の東京オリンピックや石油ショック、ユリ・ゲラーやらピンクレディーの70年代までを知りません。今の入居者さんは私が生まれたころ40歳…それ以降バブル景気やらベルリンの壁やソ連崩壊、2度の大地震、多くのテロや海外の戦争…などを見てこられた。で、今回のコロナウイルス。考えるだけで頭がクラっとしてきます。経験でいったら話にならない違いがありますね。

そう考えると、入居者さんはこっちを「ハナタレ小僧」と感じているのが当然wで、まあよく言うことを聞き入れてくれるものだと思います。
職員の言うことが正しいとか納得したとかではなく、なんだか一生懸命やってるから「遊んでやっている」のかも知れません。

感謝せねばなりますまい。

このコロナ騒ぎも、過ぎれば「あれはでかかった」という波の一つになるのでしょうが…はやく過ぎ去って欲しいものです。

(追記)
子供のころ40歳といえばもうかなり「後半の人間」のように思っておりましたが。冷静に考えて「現役で働く年齢(18や22~65歳)」の半分にも達していないのですね。

…長いですね。