その117 おいしそうな介護食をめざして

先日、本社の管理栄養士さんから「あたらしいメニューを考えたので試食するように」なる連絡が来ました。

以前も少し書きましたが、管理栄養士とは食事・栄養の専門家。病院や介護施設などの献立を決めたり、栄養の指導や研修を行ったり、実際に調理の現場に立ったりする…忙しいお仕事wです。

当社の管理栄養士フクシマ女史はその上、介護食の「新メニュー開発」に情熱を燃やしております。
いいレシピを作って、それをマンガにして普及したいとの野望がおありなので、不肖ワタクシも試食に呼ばれることになります(笑)。

(↑…このような経緯でマンガが出来ていきます)

今回のメニューは「チーズケーキ」でした。
これはもともと柔らかいもので、以前の「おでん」よりはまだ想像がつきますねw。

ちなみに新メニュー開発で大事にしているのは「おいしそうに見える」こと。いくら安全で栄養価が高くても、マズそうなモノは人間、食べません(^_^;)いやワガママではなく、防衛本能です。
フクシマ女史はその点、介護食専門のレストラン(あるのですよ、そういうのが)にまで足を運んで、美しい見た目にもこだわっております。

うん、これは見た目もいいですね。普通のチーズケーキと変わりない。ミキサーで液状になっているのとは食欲が違います。

試食は「介護の食事」を意識して、歯で噛まずに、舌と上あごで押しつぶすようにして行います。…うん、ちゃんと崩れるほぐれる、食べられますね。(…とはいえこの方法はフラストレーションが溜りますwので、今ある歯を大事にしたいものです)

レシピはまだ調整中ですが、牛乳やヨーグルト、豆乳の割合、また砂糖にトレハロースを加えるところなどがプロならではの工夫だそうです。今回の試食でも十分食べられましたが、いまフクシマ女史はさらなる時短、簡単な方法を模索して第2弾をリリースしております。

完成が楽しみです。

(追記)
私このケーキを自宅に持って帰って試食したのですが、そういえば普段お菓子などいただかないもので「普通のチーズケーキってどのくらいの固さだったかな?…」がわからず(笑)。わざわざコンビニで買ってきて食べ比べしました(このあたりが試食のムズカシイところですw)。しかし慣れないスイーツなんぞを急に二つも三つも食べると、今度は血糖値のほうが心配ですね…(^_^;)