その35 点字ブロックにご注目

つい今朝方、こんなことに気づきました。

イラスト1

…わかりますでしょうか?目の見えない方が、どうやってアレを押すのか…。

気になって近くによって見たのですが、別に「ボタンを押してください」のような音声ガイダンスはなし。近くに、誘導するような装置も見られません。

…ふと、足元のデコボコに気がつきました。
「確かこれは点字ブロックというものだ、でも『読み方』がわからないな…」さっそくうちに帰って調べました。

縦線のついているのが通称「エスコートブロック」この上を歩いていれば道をまっすぐ進めるという印。点々のほうが「一時停止ブロック」段差や信号の前にある、止まれの印。
「なるほど、エスコートブロックを踏んでいって、あのボタンの前に出れればいいんだな」納得した私は、すぐうちを出て試してみました。

…行き着けませんね。一時停止ブロックにつかまって、手の届かない位置で止まりました(参考写真)。

参考写真1

その上、念のため試しにボタンを押してみたのですが、車や電車の音が大きくて信号の注意音がよく聞こえませんでした。

よく見ると点字ブロックも不具合だらけです。肝心なところで途切れていたり、途切れる前に一時停止ブロックがなかったり…。だいたい、横断歩道にはほとんどブロック自体がありません。
ブロックをたどって自分で歩いてみたらしょっちゅう立ち往生。「これはとても安全とはいえないなあ…」と気づいてしまいました。

参考写真2

介護が必要な人のために、さまざまな施設、設備、装置など増えてきたと昨今思います。それはいいのですが、では実際「機能しているか?」はかなり気にして「見」ないと実感できませんね。

点字ブロックや音声案内も、道路事情、騒音問題、いろいろ兼ね合いがあるのでしょうが…。とにかく、興味をもって「見て」いこうと思いました。見てさえいれば少なくとも、危険箇所だけは覚えられますので。

ありがたいことにまだ「目で見る」ことはできますからね。