その144 今年こそギックリ腰ゼロをめざして

新型コロナに翻弄された2年目も、もう12月。まさかこんなに続くとは去年の4月あたり全く予想もできないことでした。新規感染者は減ったとはいえ、自分の身を守るために、まだまだ油断のできない状況ですね。

さてコロナのせいですっかり浸透した「基本的な感染対策」。人込みを避け、マスクをし、手洗いと換気をする。これのおかげが去年はインフルエンザの感染率がなんと9割も下がったというニュースはこのコーナーでもお伝えした通りです。この冬も引き続きこれは続行するとして…。

感染症対策はこれでいいとして、あとコワいのは「ギックリ腰」ではないかと個人的には考えますが(^^;)皆様は如何でしょうか?

このコーナーでも何度か話題にしていますが、介護職員ならずともギックリ腰はイヤなものです。筆者の経験によるとギックリ腰のシーズンは冬。「寝冷え」による「朝方の発症」が頻発パターンだと以前書きました。

その73 睡眠と腰のこと

この冬は、いままで以上にギックリ腰ゼロを目指したい。なにしろ病院に行きたくないですからねw感染対策の意味でも…。↑の記事の通り寝冷えは睡眠時に対策しますが、あと気を付けられるところといえばなんでしょうか。

ギックリ腰に悪いのはなにより「中腰の姿勢」と言われます。重いものを持ち上げるにも腰を落とすなどが基本的な対策です。が、日常に潜む「中腰リスク」はほかにもありそうですね…。

ちょっと洗い出してみたいと思います。

・朝の洗面
洗面台に向かって、上半身を傾ける。これは中腰に近いですね。起き抜けでもあり、うっかりすると腰を痛めそうです。
当社の理学療法士・田中氏はこのリスクを避けるため「朝は思い切ってシャワーを浴び、洗面もハミガキもシャワー中に行う」と言っておりました。
…シャワーなら直立ですし、お湯を使うので冷えにもよさそう。これは朝15分早起きする価値がありますね!

・食器洗い
流し台の高さにもよりますが、洗い物はけっこう前かがみになっていることに気づきます。大きいものをゴシゴシ洗う時など、どうしても…ですね。
ただ小さいものを手元で洗うときは、「足を開いて立つ」ことで解決できそうです。腰の位置が下がって、前かがみにならずに洗えます。
大きいものだけ、気を付けて前かがみをすれば、前かがみ時間は大幅に減らせそうです。

・掃除
これも使う道具によりますが。ハンドルが伸びる掃除機なら伸ばして、細かいところは膝をついてじっくりやるのがよさそうです。…個人的には、結局「ホウキ」が一番楽だなあと感じます…軽いですから。お風呂場の掃除だけはホウキじゃ無理ですが

・靴を履く
筆者も40を過ぎまして…最近靴を履くときの中腰に軽いキョーフを覚えております(^^;)普段の靴ならヒョイと膝を上げて履けますが、大きな靴、固い靴などはもう潔くw座って履いた方がリスクがないですね。
(ただラジオ体操のおかげでだいぶラクになりました。柔軟運動も大事ですね…)

・デスクワーク
これは肩こりにも関係しますが、まず夢中になると前かがみになってしまいます。筆者などは絵を描くときとても気をつけております。首が長時間下を向いているだけで、まず首筋、次に肩、次に背中、果ては腰まで痛くなってしまうそうですよ。(余談ですが肩こりになりにくい体質の人は、首の筋肉が強いのだそうです…近所の整体のセンセイに聞きました)
そこで最近、パソコンのモニターにアームを取り付けました。角度や遠近を調節できるのでこれだけで背筋を伸ばしての作業がやりやすくなっています。
…あと、需要があるかわかりませんが(._.)、絵を描くときのペンの持ち方。なるべくペンのおしりのほうに手を添えて「長く持つ」と自然に背筋が伸びます。筆を持つような感じです。筆者は長く持つようにしてから長時間の作画が非常に楽になりました。ペンのお仕事の方、どうぞ試してみてください。

まとめてみますと、

こんな感じでしょうか。

気を付けていればまだまだ見つかりそうな「中腰リスク」。感染症と同じく、予防がイノチと心得て、この冬「ギックリ腰ゼロ」達成したいと思います!