その116 骨・筋肉を描いて覚える

 


(これは子供の頭蓋骨です)

介護職員は利用者さんの自律した生活を支えるのがお仕事で、医療に関することは「専門外」です。病気のこと、障害のことについては医師の指示を受け、ケアに反映することになります。
が、では医療のことは知らなくていいのかというとそうもいきません。ある程度の知識がないと、そもそも「お医者さんの言ってることがわからない」のですね…w。

不肖ワタクシもはじめ医師の指示がサッパリわからず、「血糖値」「インシュリン」「血中酸素」などから教わらねばなりませんでした。頼りないとお笑いなされずw医療関係者でもない限り「SPO2」と言われてすぐ解る人、あんまりいないものです。

内臓疾患や薬の名前など、よくある症状は仕事の中で覚えていけるのですが。

骨や筋肉についてはなかなか覚える機会がありませんでした。人体の構造も基礎知識として知っておくべきでしょうが…。
なにしろフクザツで、人体図鑑や解剖学の本を読んでもいまいちよくわかりません。

ワタクシ先月、この際しっかり覚えようと思い模型を買ってみました(._.)。

これを色んな角度から見ながら図鑑と照らし合わせました…が、やっぱり見ただけでは覚えられません(^^;)…。

ひとつ思い切って全身描いてみました。小学生の漢字書き取りのように、虚心に写していきます。
(自分用のメモ書き、落書きwもありますがご容赦下さい)

まず骨格。

骨も頭、胴体、腰、手足、と一通り描きました。骨盤がムズカシイですが…

フクザツな形ですね。

筋肉も練習、

よく絵に描くのが難しいと言われる肩はこういう感じ。

よく動く手、足は筋肉の種類もたくさんついています。

…とまあ、ホントはもっと描いたのですがほんの一例、お粗末さまです<(_ _)>

当然ですが、さすがに描けば覚えますね。構造を理解するにも絵に描いてみるのはとても有効です。
絵は苦手、という方でも別に他人に見せるわけじゃなし。上手いヘタの問題ではありませんので、ぜひ描いてみることをおススメしたいです。
(どうしても苦手な方は図鑑をコピーして、塗り絵をするだけでも違うと思います)

難しい漢字のならぶ骨や筋肉の名前も、描いてみればわかります。「三角筋」は文字通りの三角だし、「腸脛靭帯」は腰からスネにかけての靭帯。けっこうそのままなんですねw…なかには「僧帽筋」なんて変わったのもありますが。

芸術の秋、勉強の秋ということで、ひとつ人体構造を「描いて勉強」してみました。

…介護マンガを描く際にも大いに役立ちそうです。