その22 『避難準備』は「逃げろ!」 

11月になりました。今年は急激に涼しくなり「立冬」も近いなと感じます。ちなみに次が「小雪」。こゆき、ではありませんで「しょうせつ」です。

さて11月5日は「津波防災の日」。東日本大震災のあった2011年6月、「津波対策の推進に関する法律」により定められた新しい記念日です。

今年の夏は台風の当たり年でした。特に予想もつかない動きをした10号は観測史上はじめて東北に上陸。農作物が大打撃を受けて野菜の値段が高騰したのは記憶に新しいところです。北海道も被害を受けジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどいわゆる「カレー野菜の危機」などと言われました(私も仕方ないのでモヤシばかり食べていました)。

また10月8日には地震のショックも抜け切きらぬ熊本にて、阿蘇山が噴火。四国の愛媛県に住む友人からこんなメールが届きました。

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・・・数ヶ月に一度はこんな災害のことを書いているような気がしますが、実際多いのですから仕方がありませんね。去年の冬、東京は積雪に見舞われ交通がマヒしました。秋冬にかけても自然災害には十分注意が必要になります。

ここで豆知識をひとつ。

気象情報でよく聞く「避難指示」「避難勧告」「避難準備」・・・これらは、どうちがうのでしょうか?

結論から言うとこれらは全て『今すぐ逃げなさい!』であり、基本的には同じことです(指示、勧告、準備の順に「強制力」は弱まります)。
特に「避難準備」は「準備さえしていればまだ大丈夫か」と思いがちですが、それは間違い。子どもや老人等、いわゆる「災害弱者」を避難させる段階を表す言葉で、準備だけではアウトです。

要するに「避難○○」と聞こえたらもう逃げろ、ということですね。
そう覚えたほうが間違いないと思います。

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(追記)
それにしても野菜の高騰が続いていますねー。葉物は特に著しく、先日はレタス一玉400円と見て我が目を疑いました。ほうれん草や小松菜も高級品になっております。
逆に値段が変わらないのはキノコ類、長芋などの根菜、安定のモヤシなどです。今年の冬は鍋が多くなりそう・・・。