その170 お掃除、新旧折衷。

寒い日が続いております。
冬は乾燥、暖房により特に換気が大事な季節ですが…窓を開けるのもなかなか勇気がいるこの頃です。

特にお掃除の時など換気が気になりますね。

この時期、掃除機をかけるにもホウキをかけるにも、乾燥により小さなホコリが舞い上がっていかにもノドに悪そうです(^^;)。といって玄関から窓から全開で掃除するのはやっぱり寒い。悩みどころですねえ…。

さてお読みの皆さんのお宅では、お掃除の器具、何をお使いでしょうか。掃除機もずいぶん種類が増えましたし、拭き掃除もワイパーからスチーム式までいろいろありますね。

筆者の自宅では、クラシックに「ホウキ」が掃除の主力です。
理由は、介護で習った「腰痛予防」のためなのですが…。

ホウキは軽い、柄が長い。電気コードがない。等の理由で実に取り回しが楽です。背中を伸ばしたまま使えます。(実は介護職員になるまでは自宅では掃除機を使っていたのですが、ホウキがあまりにもラクなので変えました)

雑巾がけも同じく、柄の長いモップを使っています。

腰痛には「中腰」がもっとも危険な姿勢ですので、重くてホースの短い掃除機はあまりよろしくないようです。といっても、窓やふすまのレール部分などゴミの溜まりやすいところでは便利ですのでピンポイントで使うようにしております。

ざっといって我が家のお掃除事情は上記の通りなのですが、この冬、一つ悩みができました。

その悩みとは、去年の5月から飼い始めた2匹のネコたちです。また彼らの毛が景気よく毎日抜けるのですね…。1日ホウキ掛けをサボるだけで片手大の毛玉ができてしまいます。まったく、毎日毎日あんなに抜けてよくハダカにならないものだと感心します。

この毛が、ホウキで掃いても舞い上がってしまい、なかなかきれいにまとめられずに困っておりました。仕方なく掃除機を使っても、掃除機の排気風がまた抜け毛を舞い散らかして…(^^;)。

そこで思い出したのが、介護施設でやっていた「濡らした新聞紙をちぎって床に投げる法」です。その新聞紙を集めるようにホウキ掛けをするわけです。

これは昔からある生活の知恵だそうで、本来は飲み終わった茶殻でやるそうですが。介護施設で食べ物のカスをまき散らすわけにはいかないのでw新聞紙で代用していました。

さすがにこの方法を自宅で試したことはなく、まあちょっとやってみるかくらいの気持ちだったのですが…

これは、素晴らしいですね!

濡れた新聞が小さなホコリ、毛を吸着して、確実に仕留めていきます。またなんとなく部屋の湿気が上がるような感じがします。

また濡れた新聞という「大きなターゲット」があるため、目の悪い筆者でもホウキがかけやすく感じました。

介護施設はもともと「ある程度キレイ」な場所ですので(当たり前ですが(^^;))正直、ここまでゴミが取れているモノだとは今回初めて知った次第でした…。

先ほど「生活の知恵」と書きましたが、昔からある方法にはどうしても「昔は不便だったからそうやったので、今の技術でやったほうが楽でしょう?」という雰囲気が付きまとう気がします。正直筆者もそう思うことはあるのですが、これに関しては「ただ単に未だに最も効率がいい掃除法」と思えてなりません。

掃除ひとつとっても新旧さまざまな方法がありますが、自分にとって良い方法を折衷してさらに楽したい(笑)と思うこの頃です。

(余談)
医療、介護施設にワンちゃんなどを住まわせ、動物と触れ合うことで治療効果が見込めるという「アニマルセラピー」がありますね。動物好きな筆者は楽しそうだなとは思いますが…。

…毛の掃除が大変だろうな(^^;)とも思います。