上野百合子

私がケアマネジャーとして従事した3年間で強く感じたのは、とても“孤独”な仕事だということ。事業所にいるケアマネジャーは私一人だったので、すべてを自分で完結しなければなりませんでした。そしてそれは、他の事業所でも少なからずみられる状況でした。何か問題が起きても一人で抱え込んでしまい、ついには燃え尽きて退職してしまう。そんな辛い状況も目の当たりにしてきました。
ケアマネジャーは、居宅介護支援事業において必要不可欠な存在。ケアマネジャーの退職によって、一番困るのはご利用者です。この状況を何とか変えていけないだろうか?漠然と考えていた時、居宅介護支援事業全体を統括し、品質を担保する“クオリティーマネージャー”という役職をいただいたのです。

私が平成15年にクオリティーマネージャーになってから、常に職員に伝え続けてきたのは「自分が抱えている問題は、自分だけの問題ではない」ということ。ご利用者と契約しているのは事業所ですから、その問題は事業所全体で考える必要があります。一人で抱え込むことなく、仲間・会社全体で考え解決を目指す。その意識を根付かせることで、ケアマネジャー一人ひとりの負担を軽減できるように取り組んできました。年に4回は、各事業所のケアマネジャーが集まり研修を実施。それぞれの事業所で起こった事例の共有を行いながら、レベルアップを図っています。この取り組みで問題が表面化し解決への道筋が立てられたこと、また周囲の協力体制もできてきたことで、年々ケアマネジャーの定着率は良くなっています。

この定着率を維持しつつ、今後私が取り組むべきことは、働きやすい環境づくり。大起エンゼルヘルプでは、 30代~60代と幅広い年齢層のケアマネジャーが働いています。30代であれば結婚・出産などのライフイベント、50、60代であれば体力面の低下など、仕事を続ける上での不安も出てきます。それぞれの年代が、無理なくスキルや経験を伸ばせるような組織体制を構築していきたいと考えています。
私自身も、子育てと仕事を両立しながら長く働いている一人ですので、共に支えあって事業が継続でき、プライベートでも自己実現できるような、そんな職場環境となれば嬉しいですね。

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