善意のバトン
こんにちは。社長室室長の八幡です。
1週間ほど前の話ですが、娘が電車内で気分が悪くなり救急車で運ばれるということがありました。
幸い大したことはなく、入院等もなく自宅に戻ることが出来ました。
自宅に戻ってから娘に、気分が悪くなってから、救急車までの経緯を聞いてみたところ、
①電車内で気分が悪くなり、身体が震え始めた。
②隣に座っていた男性が、様子の変調に気づき声を掛けてくれた。
③降車駅を伝えると、その男性の方は自分の降車駅に到着直前に、その隣に座っていた女性に、
私の娘の状況と降車駅を伝えてくれた。
④話を聴いた女性は、お茶を出してくださったり、声を掛けてくれていた。
⑤その女性も、娘が降りる駅よりも先に降りるようで、更に隣の女性に娘の状況と降車駅を伝え降りた。
⑥3人目の女性は娘と同じ駅で降りる予定だったようで、手を取って一緒に降りてくれたが、
電車から降りた直後から私の娘は目の前が真っ暗になってしまい、ベンチまで誘導され、
駅員が車椅子→救急車 という運びだったようです。
※最後の方は曖昧な記憶らしいですが…。
まず、対応して下さったこの3人の方々、そして駅員、救急隊の方に心より感謝致します。
話を聞いて感じたことは、娘の体調不良に複数の方々がバトンを繋ぎ、助けてくれたことに
とても感激致しました。
そして、それは介護の仕事も共通することだなぁと。
全ての職員個々が24時間を通じて、利用(入居)者を支えている訳ではなく、
自分の与えられている時間(役割)の中で、出来ることを精一杯に行い、次の職員に繋げていく。
ということ。
情報というバトンでは、施設系サービスに限らず、訪問介護や訪問入浴、通所介護でも同じだと思います。
自分自身の力で乗り越えなくてはいけないこともあるかも知れませんが…1人で抱え何とかせねば!
と動くことより、他人も頼ること!もとても大切だなと思いました。
そして何より、電車内等で、体調不良の方を見受けたら、自分に何が出来るかの前に、まずは声を
掛けられる人になる!と強く感じた出来事でした。